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CG・アニメーション実習2-第8回-2008

プロジェクト管理とレンダリング

AfterEffetsでは、それぞれ動画、静止画、音声ファイルなどを、タイムライン上にレイヤーとして並べることで合成や映像編集をしていきます。このとき、レイヤーの数が増えていくと画面上に表示しきれなくなっていくだけでなく、どこのレイヤーが画面内のどの要素なのか、把握するのがどんどん難しくなっていってしまいます。タイムラインパネルがごちゃごちゃになってしまうのです。そこで、「プリコンポーズ」という機能でいくつかのレイヤーをひとつのコンポジションとしてまとめることができます。複数のレイヤーでひとつの要素を形作っている場合は、プリコンポーズを使ってまとめておいた方が管理しやすくなります。

あと、素材に使っているファイルが、HD内の様々な場所に点在してる場合、違うマシンに制作環境を移したりするのが困難です。そういうとき、「ファイルの収集」という機能を使えば、ひとつのフォルダに使用している素材をコピーしてまとめることができます。あとは、そのフォルダとAEのプロジェクトファイルを新しい制作環境の方に持っていけばいいのです。

他、レンダリングについて、製作中の動画のある瞬間を静止画として記録する方法、Flashファイルに出力する方法などを講義します。

Adobe Afetr Effects CS3 マスターブック P.317 - P.342

参考書の方には書かれてないですが、マスク用につくったグレースケールの動画データを使って合成処理する方法をレクチャーします。業務での映像制作において、CGを使って動画作成するときに、影だけ、ハイライトだけ、文字だけ…という風に映像内の成分ごとにレンダリングして、AfterEffectsなどのコンポジットソフト上で合成して仕上げていくのがよく行われます。その詳細については、細かくなりすぎるのでやりませんが、考え方や簡単な方法についてを見てもらいます。