のようにクラスをつけておけば、name01のh1タグと、name02のh1タグにそれぞれ違うスタイルを割り当てられるわけです。
divタグというのは、もともとレイアウトするときに、右寄せとか左寄せとかを指定するものなのですが、
だけでは何も機能しません。何も機能を持たないというのを利用して、クラス指定するためだけに利用しているわけです。で囲んだ部分は「sidebar」というCSSを適用しますという意味になります。
メニュー部分のCSSを見てみると、「 '''div.sidebar {''' 」ではじまっています。divタグのsidebarクラスはこういう風にカスタマイズしますよ、{ }で囲まれた部分がその内容ですよ、という意味です。そのCSSの命令の内容については、タグ辞典や、前回の授業で紹介した解説をしているホームページを見てもらう方が早いと思いますが、このdiv.sidebarで指定してる内容を説明すると以下のようになります。
!左側メニュー「div.sidebar」の説明
*'''position : absolute;'''
**位置指定の仕方はabsolute(絶対位置)指定です。左上(x,y)=(0,0)の位置から指定していきます。
*'''top : 10px;'''
**上から10ピクセル
*'''left : 10px;'''
**左から10ピクセル
*'''width : 150px;'''
**横幅150ピクセル
*'''font-size : 75%;'''
**文字の大きさはオリジナルの75パーセントの大きさ
*'''padding : 0pt;'''
**セルの余白は0ポイント
*'''border : #87CEEB 1px solid;'''
**枠の指定です。色を87CEEB(薄い青色)に、枠幅1ピクセル、ベタ塗り
*'''color : #000000;'''
**文字色は000000(黒色)
*'''background-color: #EEEEEE;'''
**背景色はEEEEEE(薄いグレー)
!見出し「h2」の説明
文字に帯のような装飾をつける方法の例としてh2タグを参照してみます。
h2 {
background-color : #87CEEB;
font-family : Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif;
font-size : 100%;
padding-top : 2pt;
padding-bottom : 2pt;
padding-left : 4pt;
margin-bottom : 5px;
border-left : #4682B4 20px solid;
border-bottom : #4682B4 2px solid;
}
*'''background-color : #87CEEB;'''
**背景色は87CEEB(薄い空色)
*'''font-family : Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif;'''
**フォントはVerdana,Arial,Helvetica,sans-serifのどれかを使います。
*'''font-size : 100%;'''
**フォントの大きさは100%です。
*'''padding-top : 2pt;'''
**余白上部は、2ピクセル空けます。
*'''padding-bottom : 2pt;'''
**余白下部は、2ピクセル空けます。
*'''padding-left : 4pt;'''
**余白左側は、4ピクセル空けます。
*'''margin-bottom : 5px;'''
**他要素との下側への隙間は5ピクセル空けます。
*'''border-left : #4682B4 20px solid;'''
**枠線の左側は、色4682B4(濃い青色)、幅20ピクセル、ベタ塗りです。
*'''border-bottom : #4682B4 2px solid;'''
**枠線の下側は、色4682B4(濃い青色)、幅2ピクセル、ベタ塗りです。
!CSS記述の定義
今まで使ってきた「h1」や「h2」、クラス名の「sidebar」などは、HTML上ではタグと呼ばれていますが、CSSでは'''セレクタ'''と呼んでいて、スタイルを指定する対象をあらわします。HTMLタグであるh1やh2、クラス名であるsidebarのどれにも同じようにCSSは機能します。タグは'''基本セレクタ'''、クラス名は'''CLASSセレクタ'''と呼びます。他に'''IDセレクタ'''や'''擬似クラス'''と呼ばれるものがあります。タグ辞典などを見てもらえばもっと詳しく書いてあります。
h1 { color : #000000; }
のように記述しても、
h1 {
color : #000000;
}
のように記述しても同じです。ブラウザは単語の間など以外のスペースや改行は無視するからです。下のように記述されることが多いですが、指定する属性が一つとかなら、上のでも問題ないと思います。下のように書くのは単純にソースを見やすくするための配慮です。
CSSの記述の定義を書くと次のようになります。
セレクタ { 属性 : 値 }
セレクタとは、HTMLタグやクラス名のことです。属性とは、文字色や枠線の太さなどスタイルの要素のこと、値はその数値や状態のことです。値の例としては色を指定する#000000やleftなどのように位置など表したり属性によって使い分けます。属性と値の間を「:」(コロン)で区切ります。
1つのセレクタに対して、複数の属性を指定することができます。
セレクタ {
属性1 : 値1;
属性2 : 値2;
属性3 : 値3;
}
のような具合に、属性と属性の間を「;」(セミコロン)で区切ります。
複数のセレクタに対して同じスタイルシートを適用させることができます。
セレクタ,セレクタ {
属性1 : 値1;
属性2 : 値2;
属性3 : 値3;
}
のように、「,」(コンマ)で区切ることによって、複数のセレクタを扱えます。
h1,h2,div.sidebar {
color : #000000;
}
CLASSセレクタの指定の仕方は、CLASSセレクタの先頭に「.」(ピリオド)をつけて書きます。
.クラス名 {
属性1 : 値1;
属性2 : 値2;
}
基本セレクタ.クラス名 {
属性1 : 値1;
属性2 : 値2;
}
下のようにすれば、その組み合わせのみにスタイルシートが適用されます。上なら、そのクラス全てに適用されます。
!!外部CSSと埋め込みCSS
このホームページでは別ファイルとして置いてあるCSSを読み込んできて使用するものと、ページ内に埋め込んで使用するCSSの2種類が使われています。ソースを見てみます。
タグの中に、
''''''
という部分があります。これが外部CSSを読み込むための記述です。linkタグで、watersky.cssというスタイルシートのファイルを読み込んで来い、という命令になります。そのスタイルシートは[こちら|./theme/watersky/watersky.css]です。メモ帳などで記述してテキスト保存したあと、拡張子をcssに変更すればOKです。
もう一つ、ページ内に記述されているCSSもあります。少し下の方を見てもらうと
と、