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就職関連情報

いいサイトや情報が見つかれば追加していきます。
参考になりそうなサイトの情報募集してます。

 アニメーター、ゲームのグラフィック制作、CG制作のクリエイターetc…になりたい人へ。

とにかく、基礎画力をつけてください!
アニメ作画の方法論やCGソフトウェアの習熟など、就職の際に必要とされるものは多々ありますが、絵を作る仕事で何が大事かというと、もちろん絵を描ける力が一番重要です。これは、一夜漬けでなんとかなるものではありませんが、目標を持ち、毎日絵を描き続けることで誰でも上手くなれます!これは嘘ではありません。本気で取り組み、1年〜2年過ぎれば誰でもすごく上達します。詳しく話が聞きたい人は研究室まで来て下さい。

基礎造形力養成」というページを作ってみました。実践する際の詳細は省きますが、参考にしてください。

もう一つ、重要なことがあります。それは、何でも面白いと思える力です。別の言い方だと、好奇心ともいいますが、見たり聞いたりしたものに対して、面白い、もしくはこうしたら面白くなりそうと、積極的に思うことができる力を育ててください。これは、ものづくりをする人間にとって、最重要能力だといえます。そういう力を持ってる人と話をしていると、仕事がデキる人だとすぐわかります。
「オラ、ワクワクしてきたぞ!」の精神を大事にしてください。

履歴書とポートフォリオとデモリール

就職活動時に必要になってくるのが、履歴書、ポートフォリオ、デモリールなどです。その他、試験があるところもあります。

全くあったこともない人について、その人がどんな人なのか判断するにはどうしたらいいと思いますか? 自分が人材採用担当だと思って考えてみてください。会社の中がイメージできないなら、部活の新入部員を選ばないといけないと想定してみてください。

方法はいろいろあると思います。一番いいのは、仕事しているところを見ることでしょうね。お話するのもいい手でしょう。しかし、それらは採用候補が少ないときに使える方法で、何倍、何十倍、何百倍も候補がいるときは時間的に不可能です。事前に良さそうな人を絞り込む必要があります。では、そのとき何を参考にするのがいいでしょうか。 今まで何をやってきたかがわかれば、大体どんな仕事ができるのか想像できますね。 その資料になるのが、履歴書とポートフォリオです。

つまり、書類だけがあなたをアピールできる素材なのです。他には何もありません。あなたの人柄とかそんなものは履歴書だけではわかりませんが仕方がありません。履歴書に書かれているものだけで、あなたが魅力的な人材であることを相手にわかってもらわなければならないのです。もう少し言うと、他の人より魅力的であることを示す必要があります。履歴書は本当に大切です。適当に書かないようにしてください。

  • やる気
  • まじめさ
  • 飽きっぽいか
  • 常識感
  • 実績、業務歴

「やる気」が感じられないのは問題外ですが、「まじめ」というのは重要です。ガリ勉とかそういうことではなく、ちゃんと自分の仕事をできるかということです。いくら頭が良くても、指示されたことを全くやらない人は企業としてはいらないでしょう。これは成績や学歴などで大体イメージできます。単位をたくさん落としてたり、成績が悪い人はだいたいの場合、頭が悪いのではなく、ちゃんとやろうとしてないのです。

見逃しがちですが履歴書の書き方でも判断できます。大雑把に汚い字で書いてあったり、汚れてたり、文字列が揃ってなかったり、修正液を使ってたり、写真の貼り方が雑だったり…と、書類の作り方でその人の性格が見られるかもしれません。字が上手くなくても丁寧に書けば、そのことは伝わるものです。常識感覚もだいたい想像できます。

実績などについて。特に学生の場合、実績の部分がスッポリ抜けてしまう人が多いですが、行動力がある人はいろいろなことを学生のうちからやっています。コンテストに積極的に応募したり、展覧会をやったり、自分が将来就きたいと考えてる関連会社のバイトをやったり、中にはイベントの運営とかやってる人もいるでしょうね。ただし、直接関係のない業務実績はあまり評価されないと思います。映像関連業務に、飲食関係の実績はあまり意味がありません。同じような理由で資格なども関連の薄いものはあまり関係ないでしょう。

将来は違う業種の仕事をするつもりで、そのステップとして別の会社に就職したいという人がたまにいます。つまり踏み台にしようということですね。ちょっと考えてほしいのですが、そんな人を雇いたいと思いますか? 派遣とかバイトだとそういう人が多いのですが、本気で働いてくれない人を正社員にしたいとは思えないですよね。夢や希望を持つことがダメだとは言いませんが、会社は個人の夢や希望を実現するために存在しているのではありませんし、雇用している側もそういうことを望んでいるわけではありません。自分のことばかり考え、働かせてもらってることに感謝の念を持てない人は、会社の中でうまくいかないでしょうし、自分の中の気持ちも後ろ向きになってしまいます。相手の立場に立ってよく考えてみてください。世の中、相手のメリットを考えて行動できるかが肝です。自分のメリットを押し付けてもうまくいきません。その辺良く考えて、履歴書なりエントリーシートの志望欄は書いてください。

ポートフォリオも履歴書と同じく自分をアピールするものです。汚いものや大雑把な編集がしてあると、そういう人なんだなと思われてしまうでしょう。見やすくわかりやすいもの、清潔な印象を感じるものになるようにしましょう。気をてらって派手なものにする必要はありません。ゴチャゴチャ妙な装飾をしたりしないようにしましょう。そういうものは、作品に自信がないと思われてしまうかもしれませんし、センスも問われかねません。あと、高級である必要はありませんが、見た目が安っぽいクリアファイルもやめた方がいいでしょう。ポートフォリオを大事にしていないと思われても仕方ありません。

履歴書やポートフォリオなどはあなたの分身です。それがあなたを判断するときの材料の大半を担っているのだということを知ってください。

人のつながりを大事に

あなたが何か部活に所属しているとします。そして、これから行うプロジェクトでメンバーが足りません。誰か補充するように指示されました。このとき、学校の中から誰か探してこないといけないのですが、自分は適当な人材に心当たりがありません。どうしますか?

普通は友達にいい人を紹介してくれないか尋ねると思います。なぜでしょう?
他にいい手段がないからです。一人一人、学校内の学生に聞いて回るのは効率が悪いし、もしやる気のある人が見つかってもその人がプロジェクトをやっていけるか保障がありません。できれば、確実にその仕事ができるとわかってる人を見つけたいわけですから。信頼のおける人が紹介してくれるのがベストです。

つまり、仕事を見つけるときに人脈というものは非常に重要だと言いたいのです。企業に勤める人も人間です。新しい人材を探しているとき、誰かに保障してほしいものです。自分の知り合いが紹介してくれたら、かなり気持ちが傾くと思いませんか? もし、その人が期待してる能力に少し足りないと思っても、何とかしてあげたいと思うのが人情というものです。

コンテストなどで受賞歴があったりすると、それは数ある応募者の中から選ばれたという保障を持っていることになります。著名な審査員が選んだのですから、それなりに説得力を持ちます。第三者の保障というのは無いよりはあったほうがいいです。また、受賞パーティなどで人脈が生まれたりするのも利点となることでしょう。

自分のすべきことをする

就職活動についてというわけじゃないですが、仕事への考え方について書いておきたいと思います。参考までに。

社会に出て仕事をするとき、あなたが特別なスーパーマンである必要は全くありません。
このページには、就職の際に様々な試練を潜り抜けなければならないようなことが書いてありますが、だからといって、会社に入って特殊能力を発揮しなければ仕事にならないかというとそんなことはありません。実際に仕事でやることは、ごく地味なことの積み重ねです。自分ができることをやるだけです。できもしない仕事を新人にやらせてもできるはずがありません。そんな無理をさせても会社が損をするだけです。ですから、怖がる必要は何もないのです。飛び込んでしまうしかありません。そこで、どうすればより良くなるか考えて行動してください。

社会に生きる人々はスーパーマンでも何でもありません。みんな普通に目の前の仕事をしているだけです。しかし、ダメな人は、目の前の仕事をしないのです。もしくは、適当に誤魔化してしまうのです。自分は誤魔化せてるつもりでも、周りの人はちゃんと見てるし、誤魔化してるだけでは成果が出ません。ただ、意味のない作業をしているだけです。

どんなに地味なことでも目の前の仕事をちゃんと実行してくれる人は、他の人の助けになります。社会にとって価値が高い人といえるでしょう。いくら絵が上手くても、すごいCGが作れても、使えない人は使えない人です。逆にそれほど技術が高くなくとも、期日をしっかり守り、丁寧に作業し、回りの人も作業しやすいように配慮した仕事をする人は、価値が高い人です。

スケジュールを守ること。これができない人は回りにとても迷惑をかけます。自分の仕事だから自分の責任でしょ、と思う人は、その思想が自己中心的であることを知るべきです。自分が期日を守れないとその圧迫を他の人が被ることになるのです。これは、非常にマイナス要因になります。気が小さくて、楽観視しすぎて、できもしないスケジュールを組み、仕事をした結果、期日が守れないと他人に迷惑をかけているということを知ってください。迷惑をかけているのが、取引先だったりしたら最悪ですね。約束を守れない人は信用を失っていきます。

スケジュールは、本当に実行できるものにしましょう。当たり前のようにきちんと期日通りに仕事をこなし続ける人は確実に信用を勝ち取ることができるでしょう。信用というのは社会において非常に強い力を持ちます。むしろ、信用を勝ち取るために仕事をしているのだといってもいいくらいです。お金はその副産物にすぎないのです。社会にとって価値の高い人は、それだけ高い金額を受け取る権利があるし、実際そうなっているでしょう。

自分がやれることをちゃんとやる。これができれば立派に社会でやっていけます。特殊なスキルがあればいいのではありません。

2008年10月29日追記

ゲーム、CG、アニメ関連の企業の集まる就職説明会「クリ博」に行って各企業の担当の方とお話してきたのでメモを残しておきます。

  • どの企業も採用する際に見るのは「基礎画力」。デッサンなどを重要視しているところが多いです。
  • 特にゲーム開発系の会社は基礎画力重視の傾向が強いと感じました。
  • 映画やCMなどのVFX制作系の企業は、CG制作センスを重視する傾向があり、何かCG映像作品がないと難しいと感じました。でも画力があると有利なのは間違いありません。
  • アニメ制作会社のアニメーター枠は、他業種よりも更に画力重視なのですが、最近はCG制作者の採用も増えてきているようです。CG技術でアニメ制作に関わってみたい人はチェックしてみてください。

就職の際に武器になるのは、画力のようです。こればかりは日々精進するしかありません。トレーニング方法など聞きたい人は森田までどうぞ。このサイトに訓練メニューなどを書いてもいいんですが、成安の学生にだけ伝授したいと思うので、直接聞いてください。少し科学的な訓練方法のお話をさせていただきます。闇雲に描くより指針があった方がいいという人はどうぞ。

上に書いてるのは、主にCGデザイナー・アニメーターに関してです。「プランナー」、「プログラマー」等については、ちょっと傾向が違うので、その方面での就職を考えてる人はまた相談してください。ここでは割愛させていただきます。

あと、クリ博についてですが、今回初めて大阪での開催がありました。東京での開催規模と比べるとだいぶ小規模となっていました。参加企業数も少なかったです。ですので、皆さんは来年1月に開催される予定の東京のクリ博にまず行かれることをオススメします。現3年生はもちろんですが、2年生も刺激になると思いますので、行ってみてはどうでしょうか。

CESA ゲーム会社新卒採用関連の調査報告書

CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)が公開しているものです。

ゲーム会社が新卒採用をどのように決めているのか、また新卒採用のニーズ、人材育成についてなどの調査結果をまとめたものです。非常に参考になると思うので、ゲーム会社への就職を考えている人は読んでおいてもいいかと思います。

下は、新卒グラフィックデザイナーに求めているスキルについてです。


  • 重要度5:すべての基礎となる最重要スキル
    • 立体観察力・描写力(表面形状の把握)
    • 構造観察力・描写力(間接・ギミックを含めた構造の把握)
    • 空間観察力・構成力(町並・空など立体空間の把握)
    • 色に対する観察力・表現力
    • 色に対する構成力
    • 質感に対する観察力・表現力
    • オリジナリティ(発想力)あるデザイン力
  • 重要度4:優先的に習得すべきスキル
    • 質感に対する観察力・表現力
    • 既存のテイストに合わせたデザイン力
    • インターフェイスに関わるデザイン力(フォント、アイコン、レイアウト等)
    • 3D制作ツール
    • 2D制作ツール
    • 業界適正(企業、ゲーム業界、ハードウェアに対する関心)
  • 重要度3:習熟しておくことが望ましいスキル
    • 生物の動作の観察力・表現力
    • 物理現象の観察力・表現力
    • 想像上の事象の表現力
    • キャラクタの表現力(体・表情の感情表現)
    • プレゼン能力(作品の説明、アピール)
  • 重要度2:将来的に身に着けていくべきスキル
    • 自然現象の観察力・表現力
    • シーンの表現力・構成力(カット割、カメラワークの知識・センス)
    • その他ツール(プレゼン、編集、ワープロ、表計算等)
    • スクリプト

この調査結果からも、基礎造形能力を重要視しているのがよくわかります。一方、作品を面白くするために必要なシーンの表現力などに対してはそれほど期待していないようです。キャラクターを描く力などもあったらほしいけど、描写能力さえあればなんとかなるだろうという読みが働いているように見えます。

第一に、描く力(デッサン力、色彩センス、構成力)、立体造形力です。
第二に、ソフトウェアの知識(CGツール)、CG造形力
第三に、キャラクター作成能力、雑学知識
第四に、作品の構成力(カット割りや演出技術)
という順番で重要って感じですね。美術大学的には作品構成力はもっと重要度上げたいところですが、企業サイドの見方をすると、それらはベテランデザイナーやディレクター、プランナーがすべき仕事なので新人採用のときにはそれほど重要視してないのでしょう。しかし、上の重要度はあくまで就職時のことです。入社後は自分の得意分野を伸ばして他のデザイナーとの違いを出していかないとやばいです。自分の得意なところ、好きな分野は積極的に伸ばしてアピールしてください。

 アニメーターに必要な知識・技術などに関するアンケート

現役アニメーターや元アニメーターで現在監督業などをしている人たちに、アンケートを取って集計したもの。
生の現場の声がたくさん詰まった資料です。アニメーター志望の人は必見です。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~animation/pdf/enquetecom.pdf

 就職関係リンク

CG・アニメ関連総合

  • クリ博
    • クリエイター関連就活情報サイト
  • リクナビ
    • 大規模就活情報サイト。クリエイター系に限らず多ジャンル。
  • 美ナビ
    • 美大生対象の就職情報サイト
  • ラクジョブ
    • アニメ・マンガ・ゲーム関連限定求人情報サイト。
  • Find Job!
    • 総合求人サイト。クリエイター系職種もたくさん情報があります。

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