!!!ストーリーの作り方 アニメーションやゲーム向けのストーリー制作についてまとめています。 現在、公開しているものは制作中のものですので、あまりまとまっていませんが、ご自由にご覧ください。 !!映像作品作りの型を身につけよう 映像作品を作ろうとする学生をみていて気づいたことがいくつかあります。それは、典型的な映像作品の「'''型'''」が頭に入っていない人が多いということです。僕がIAMASで初めて動画作品を作っていた頃を思い返してみても同じような状況でした。というか、そういう基本的なことは誰も教えてくれなかったのです。今まで、いくつか専門学校や大学で勤めてきましたが、系統立てて教えているところはありませんでしたし、僕もなんとなく経験でアドバイスをしていたようなところがあります。 大学に入って初めて動画を作りはじめた人の場合、見ている作品数が圧倒的に足りないことが多いです。頭の中に作品のストックが少なすぎて、アイデアのバリエーション不足を起こしています。さらに、映像作品がどのような構造で作られているのかを分析して考えた経験がないので、自分で作るときにどうやって考えたらいいのかわからない状態の人が多いです。 映像作品とは、絵や音を時間の中で順番に並べたものです。 どのような順番で並べるか。 どのような絵や音を並べるか。 このように考えると、複雑に見える映像作品も実はすごくシンプルです。適当に作るだけなら誰でも作れますが、他人が見ても面白い作品にするには様々な工夫が必要です。そして、膨大な人が膨大な数の映像作品を作り上げている現在においては、他人に楽しんでもらえる様々な工夫やアイデアがすでに開発されています。それらを知り、さらに工夫を加えていくことで、面白い作品を作ることができるでしょう。 何事も最初は基本になる「型」を身につけ、そこから「型」を壊していくべきでしょう。闇雲に作っても、それが効果的かどうかを判断することができませんよね。「型」を身につけるためには、たくさんの作品に触れること、先人の知恵を学ぶこと、そして反復練習が必要です。スポーツなら、最初は基礎練習を繰り返すことが常識ですが、なぜかアニメーション教育では絵を作る技術は教えても、映像の基礎はサラっと流すだけで「さぁ、実践だ!」となることが多いように思います。水泳を教えるのに、いきなりプールに放り込むような方法論です。たしかに、やらなきゃわからんというのはあるのですが、スマートな方法かというと疑問です。 映像作品を作るとき、どのような順番で絵を見せるのかを記述したものがシナリオです。そしてシナリオの元になるのがストーリーです。ストーリーは、映像作品を面白く見てもらうための強力な武器となるものです。 !!ストーリー作成コンテンツ *作品って何だろう *ストーリーを考える *キャラクター作成(設定) *キャラクターデザイン(造形) *状況設定から考える *環境設定から考える *キーワードから考える *自分が抱えている問題から考える *ニュースから考える *個人の物語としてつくる *成長(変化)を考える *他作品からのインスパイア・他作品への回答としてつくる *プロット(構成) *ストーリーの始まるきっかけ *複数のストーリーが同時進行する