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映像デザイン実習G_2011_01

2011年度前期 映像デザイン実習G 第1回 オリエンテーション

 動きで魅せるシンプルなアニメーションを作る

目標

この授業では、高クオリティの面白いアニメーション作品を3ds Maxを使って作ることを目標とします。
しかし、前期の授業だけではそれほど凝ったものはなかなか作れません。モデリングだけでもかなり時間をとられてしまうからです。

モデリングするオブジェクトが多かったとしても、ひとつひとつの質が低いと作品の質も低く見えてしまいます。そこで、思い切ってオブジェクトの数を抑え、質の高いモデルを作りましょう。

シチュエーションや、動きを面白く設定し、作品時間を短くします。
密度の高い作品を作ります。
制作した映像作品はYouTubeなどの外部動画サイトに公開します。

要点

  • シンプルなシーン設定
  • 短く単純なストーリー
  • パントマイム(キャラクターアニメーション)
  • 豊かな表情
  • 小道具をうまく使う

以上のことに気をつけ、制作をしてもらいます。

技術的な指導は、キャラクターアニメーションを作るのに必要なことを中心に行います。
絵コンテを作り、それをチェックします。
前期の合評までに、アニメーションを完成させ発表します。

制作の進行

まず、2〜4コマ漫画を描きます。
絵コンテを書きながら、アニメーションに膨らませます。
セリフは入れても構いませんが、意味のある言葉というよりは、感情を表現する声を使うことを中心にします。「わっ」「えーんえーん」「ぐはっ」というようなものなど。

何か特徴のあるモチーフを見つけてください。
例えば、「トイレ」。
トイレという場所はみんな毎日使います。誰もがいろいろな想いを巡らせることができるし、知ってるものです。
特殊な状況を設定します。

  • 「新機能トイレがうちにやってくる!」
    • ウォシュレットは日本ならごく当たり前にあちこちにありますが、さらに上をいくとんでもないトイレ。
  • 「生きているトイレ」
    • 話しかけてくる。トイレに惚れられる。怒られる。
  • 「底が見えないトイレ」
    • ブラックホール。
  • 「やたらとでかいトイレ・やたらと小さいトイレ」
  • 「逃げるトイレ」

などなど。特徴のある小道具とそれとの関係を考えてみたりしてみてください。
何か面白い動きを誘発するような小道具だといいですね!

見えない、わからない、聞こえない、届かない、辿りつけない…。
そういうシチュエーションは行動を誘引します。
見えないから見たい。わからないからわかりたい。届かないから背伸びしたり、道具を使ったり。

 参考

パントマイム動画

「mime」「マイム」「パントマイム」などで検索するといろいろ見つかるので、探してみてください。











CG作品