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個人の物語としてつくるの変更点

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!!!感情移入できるストーリー
物語を作るとき、世界観の設定や歴史的背景、社会的なテーマや技術的課題などに対して強い思いがあることが多いと思います。企画を考えるとき、これらの点への意識が高すぎ、ついつい物語の重要な部分が抜け落ちてしまうことがあります。それは、「'''その物語は誰のものなのか'''」です。様々な事件が主人公に襲いかかり、悩んだり喜んだり怒ったり悲しんだりします。この感情の揺れを描くことや、身辺の変化を丁寧に追いかけることで、物語を見る人は、自分を主人公に重ね合わせることができます。物語のリアリティを生むためには、身の回りの環境にリアリティが無ければならないのは確かですが、視聴者が主人公になったつもりで見てくれなければ、ドキドキしたりワクワクしたりといった面白い物語とは程遠いものになってしまうのではないでしょうか。

視点を主人公に据え、主人公が見たり聞いたりしているのを、主人公の立場に立って描かなければなりません。主人公が知りうる情報は何か、知らない情報は何か、常に把握し書き進めていってください。むやみにカメラをあちこちに設置してしまってはならないし、意味なく脇役視点で描いてしまってはいけません。描写の基本は主人公が何を見、何を感じているかであり、主人公視点以外の情報をどの程度扱うのかについては慎重に考えなければならないでしょう。
視点を主人公に据え、主人公が見たり聞いたりしているのを、主人公の立場に立って描かなければなりません。主人公が知りうる情報は何か、知らない情報は何か、常に把握し書き進めていってください。むやみにカメラをあちこちに設置してしまってはならないし、意味なく脇役視点で描いてしまってはいけません。描写の基本は主人公が何を見、何を感じているかであり、主人公視点以外の情報をどの程度扱うのかについては慎重に考えなければならないでしょう。主人公以外の人の視点もストーリー把握の上では必要になることも多いのですが、あまり頻繁に他人視点で物語が進んでいくと、状況がわかりすぎるといいますか、お話がシラけた感じになってきます。なぜならば、事件のすべてが見通せているということは、神様のようなものだからです。物語の中に自分がいるのではなく、遠目から物事を観察してるようになります。その辺のバランスにも気を配った方がいいかもしれません。

よく「人間を描け」といいますが、主人公の微妙な感情の変化や表情の変化、行動の変化をどこまで追及できるかが、物語において非常に重要な点になるでしょう。