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CG実習1α・1β-第1回-2007

CG実習1α・1β 第1回 オリエンテーション [2007年度前期]

【開講日】 (CG実習1α)2007/4/10・(CG実習1β)2007/4/11

 授業・課題について

予定している授業計画は以下の通りです。

  • 第1回 オリエンテーション 授業・課題の説明など
  • 第2回 【モデリング】サブパッチ
  • 第3回 【サーフェイス】UVマップ、テクスチャレイヤー 課題作品のアイディア検討
  • 第4回 【サーフェイス】Susqatch 課題作品のアイディア検討
  • 第5回 【アニメーション】スケルゴン、ウェイトマップ、IK 課題作品のアイディア検討
  • 第6回 【特殊効果】PaticleFX、HyperVoxels 課題作品のアイディア検討
  • 第7回 課題制作 課題作品のアイディア検討
  • 第8回 【出力・合成】 課題制作
  • 第9回 課題制作
  • 第10回 課題制作 課題提出説明/制作状況チェック
  • 第11回 課題制作 制作状況チェック
  • 第12回 課題制作
  • 第13回 課題制作 (自主制作期間)
  • 第14回 講評

最終的に課題として3DCGを用いたアニメーション作品を制作し、提出してもらいます。製作期間はそれほど長くないので尺は短いものを考えています。逆にいうと長いものを作るのは今回の授業では却下します。この授業ではだらだらと長尺の作品を作るのではなく、できるだけクオリティの高い映像を作ることを目的とします。

3DCG制作はかなり広範囲の技術と知識が必要とされます。特に映像作品を一人で全て作るとなると、ソフトウェアの知識・技術が必要なことはもちろんのこと、コンセプト制作、脚本制作、演出、編集etc...大変な量の知識、作業が必要になってきます。それらをこの講義ひとつで紹介しきれませんし、僕自身も万能選手ではありません。そこで、今回はCG作成の技術獲得を重視していこうと思います。もちろん面白いお話やアイディアの作品は大歓迎ですが、長くても15秒程度のものにしてもらうつもりですので、お話らしいお話は無理かもしれません。それよりも映像の質で魅せるものを作ってください。TVCMなどは、大変参考になると思いますので、注意して見るように心がけてください。15秒という時間の中でどのくらいの内容が詰め込めるのか。またどの程度の作業が必要なのか。どのくらい話せるか。どのくらいのカットが使えるか。どのくらいの登場人物が使えるか。BGMはどのくらい使えるか。あと、重要なのは、現在のソフトウェアの力でどのくらいまでの映像を作ることができるのか見切ることです。出来もしないことを企画してもどうしようもありません。CGは大変強力なツールですが、何でもできるわけではありません。今の時点で技術的に可能な映像表現でベストなものを目指す姿勢が重要です。

前期の半分くらいまでは技術的な説明や作業をやりますが、後半は課題制作にはいってもらいます。今からどのような作品を作るか考えておいてください。特にゲーム系、映像系の企業への就職を考えている方は本気で取り組むように。勝負はすでに始まっています。(そして終わりは無い…)

 参考図書

  • LightWave 3Dステップアップ・レッスンブック―Ver.9/8.5対応
    • 市川 佳孝 (著) 毎日コミュニケーションズ 3800円+税
    • 大変わかりやすく機能が説明してあり、なおかつテクニック面でもかなり実用的なレベルのものが紹介してあります。授業の参考書として使っていこうと考えています。出来れば購入してください。