メディアデザイン実習1-d,4-c 第1回 オリエンテーション
授業の目標
3ds Maxの基本的な使い方を習得する。
- ポリゴンモデリングの基本をマスターする。
- 材質感を設定できる。
- 基本的なアニメーション操作をマスターする。
- リンク構造を作ることができる。
- ボーンを使って、キャラクターを動かすことができる。
- ライトとカメラの使い方をマスターする。
- 基本的なレンダリング設定について理解する。
3DCGとは?
CGとは、「Computer Graphics」のこと。
CGは大きく分けて、2DCGと3DCGに分けられる。
2DCGはPhotoshopやIllustratorなどのソフトウェア使って作る画像データ。
これは、ドットを並べた「ラスターグラフィックス」と、ベジェ曲線などのスプラインデータで作られる「ベクターグラフィックス」がある。
3DCGは、3ds Maxをはじめとした3DCGソフトウェアで作られる画像データ。
ポリゴンオブジェクトなどを使って、擬似的に三次元空間を表現する。
どちらも、最終的には二次元データ(画像)になる。
しかし、3DCGデータの例外的な使用例として、立体プリンターを使った造形出力というのがある。フィギュアなどを樹脂で成形することができる。
例としては、下記URLの会社のようなサービスがある。
http://www.ijet.co.jp/
CGはモニターを通して視聴することが多いので、最終的には平面になる。
画像を複数重ねる(合成)ことで、現実にはありえない空間を作ることもできる。望遠レンズと広角レンズが混在する風景などは、実際にはありえないが、合成の世界では容易に作り出せる。また、手で描いた絵との合成などもその一例。
最近の流行としては、立体映像がある。視差を利用して飛び出して見えたりする映像で、3DCGでは簡単に作ることができる。ただし、右目用の映像は右目だけ、左目用の映像は左目だけに見せないといけないため、視聴させるときに少し工夫が必要である。
とりあえず知らないと話が始まらないCG用語(3ds Max)
- ポリゴン
- ポイント
- 面
- エッジ
- メッシュ
- スプライン(パス)
- オブジェクト
- ポリゴンオブジェクト
- プリミティブオブジェクト
- モデリング
- モディファイヤ
- マテリアル
- テクスチャ
- シェーダー
- アニメーションキー
- ライティング
- レンダリング
CGについてWikipediaで勉強してみる?
- Wikipedia「コンピュータグラフィックス」
- Wikipedia「3次元コンピュータグラフィックス」
- Wikipedia「ポリゴン」
- Wikipedia「コンピュータアニメーション」
- Wikipedia「シェーディング」
- Wikipedia「レンダリング (コンピュータ)」
3DCGソフトウェア「3ds Max」の基礎を身につける
別紙資料を参照
3ds Maxを使って、アニメーションを作る
作業工程
- モデリング
- マテリアル設定
- ライティング(シーン構築)
- アニメーション
- カメラ
- レンダリング
地球を作る
- 球を作る。
- マテリアルをセットする
- 色をつける
- テクスチャを貼る
- ライトをセットする
- カメラをセットする
- レンダリング
- 地球を自転させる
- 太陽を作る
- 地球を公転させる
- カメラを地球と一緒に動かす
- レンダリング
ロケットを作る
- 円柱を作る
- ポリゴン化する
- モデリングする
- マテリアルをセットする
- 地球にリンクする。
- レンダリング
課題
「8の字に飛ぶ鉛筆」
- 鉛筆の種類は自由(ボールペンなども可)
- マテリアルをセットすること
- 8の字に飛んで、ループするアニメーション
- ライティングすること
- カメラをセットすること
- レンダリングして動画データを作ること
- 設定
- 「レンダリング」メニュー内の「レンダリング設定」
- 「共通設定」タブ内、「時間出力」の「アクティブタイムセグメント」を選択。
- 「出力サイズ」は、「カスタム」幅:640、高さ:480。
- 「レンダリング出力」 「ファイルを保存」の右にある「ファイル…」ボタンを押す。
- 「保存する場所:」のところで、Dドライブを選択、自分のフォルダを選ぶ。
- 「ファイル名:」に半角英数字で、「自分の名前+001.avi」
- 「ファイルの種類:」は「AVIファイル」
- 「設定…」は「MJPEG Compressor」を選ぶ。
- レンダリング設定画面の一番下、「ビュー:」がカメラになってることを確認し、「レンダリング」ボタン。
- 設定