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MD実習1-d,4-c_2011_01

メディアデザイン実習1-d,4-c 第1回 オリエンテーション

 授業の目標

3ds Maxの基本的な使い方を習得する。

  1. ポリゴンモデリングの基本をマスターする。
  2. 材質感を設定できる。
  3. 基本的なアニメーション操作をマスターする。
  4. リンク構造を作ることができる。
  5. ボーンを使って、キャラクターを動かすことができる。
  6. ライトとカメラの使い方をマスターする。
  7. 基本的なレンダリング設定について理解する。

3DCGとは?

CGとは、「Computer Graphics」のこと。
CGは大きく分けて、2DCG3DCGに分けられる。

2DCGはPhotoshopやIllustratorなどのソフトウェア使って作る画像データ。
これは、ドットを並べた「ラスターグラフィックス」と、ベジェ曲線などのスプラインデータで作られる「ベクターグラフィックス」がある。

3DCGは、3ds Maxをはじめとした3DCGソフトウェアで作られる画像データ。
ポリゴンオブジェクトなどを使って、擬似的に三次元空間を表現する。

どちらも、最終的には二次元データ(画像)になる。
しかし、3DCGデータの例外的な使用例として、立体プリンターを使った造形出力というのがある。フィギュアなどを樹脂で成形することができる。
例としては、下記URLの会社のようなサービスがある。
http://www.ijet.co.jp/

CGはモニターを通して視聴することが多いので、最終的には平面になる。
画像を複数重ねる(合成)ことで、現実にはありえない空間を作ることもできる。望遠レンズと広角レンズが混在する風景などは、実際にはありえないが、合成の世界では容易に作り出せる。また、手で描いた絵との合成などもその一例。

最近の流行としては、立体映像がある。視差を利用して飛び出して見えたりする映像で、3DCGでは簡単に作ることができる。ただし、右目用の映像は右目だけ、左目用の映像は左目だけに見せないといけないため、視聴させるときに少し工夫が必要である。

とりあえず知らないと話が始まらないCG用語(3ds Max)

  • ポリゴン
    • ポイント
    • エッジ
  • メッシュ
  • スプライン(パス)
  • オブジェクト
    • ポリゴンオブジェクト
    • プリミティブオブジェクト
  • モデリング
  • モディファイヤ
  • マテリアル
    • テクスチャ
    • シェーダー
  • アニメーションキー
  • ライティング
  • レンダリング

CGについてWikipediaで勉強してみる?


3DCGソフトウェア「3ds Max」の基礎を身につける

別紙資料を参照

 3ds Maxを使って、アニメーションを作る

作業工程

  1. モデリング
  2. マテリアル設定
  3. ライティング(シーン構築)
  4. アニメーション
  5. カメラ
  6. レンダリング

地球を作る

  1. 球を作る。
  2. マテリアルをセットする
  3. 色をつける
  4. テクスチャを貼る
  5. ライトをセットする
  6. カメラをセットする
  7. レンダリング
  8. 地球を自転させる
  9. 太陽を作る
  10. 地球を公転させる
  11. カメラを地球と一緒に動かす
  12. レンダリング

ロケットを作る

  1. 円柱を作る
  2. ポリゴン化する
  3. モデリングする
  4. マテリアルをセットする
  5. 地球にリンクする。
  6. レンダリング

 課題

8の字に飛ぶ鉛筆

  • 鉛筆の種類は自由(ボールペンなども可)
  • マテリアルをセットすること
  • 8の字に飛んで、ループするアニメーション
  • ライティングすること
  • カメラをセットすること
  • レンダリングして動画データを作ること
    • 設定
      • 「レンダリング」メニュー内の「レンダリング設定」
      • 「共通設定」タブ内、「時間出力」の「アクティブタイムセグメント」を選択。
      • 「出力サイズ」は、「カスタム」幅:640、高さ:480
      • 「レンダリング出力」 「ファイルを保存」の右にある「ファイル…」ボタンを押す。
      • 「保存する場所:」のところで、Dドライブを選択、自分のフォルダを選ぶ。
      • 「ファイル名:」に半角英数字で、「自分の名前+001.avi」
      • 「ファイルの種類:」は「AVIファイル」
      • 「設定…」は「MJPEG Compressor」を選ぶ。
      • レンダリング設定画面の一番下、「ビュー:」がカメラになってることを確認し、「レンダリング」ボタン。